【休職中の過ごし方⓪】休職への決意の話

教員休職中の過ごし方

おはようございます!ダニエルです!!

ダニエルさんはどうして教員をやめたの?

休職するまでどんなことを考えていたの?

今回は、私が、うつ病になり、教員を休職するようになったきっかけと、

決意するまでの過程についてお話ししようと思います

最初の異変

新しい学校へと異動し、2か月がたった頃

「あれ?なんか調子が悪い?」

と思い始めました。

今回は研究を頑張っている学校への異動ということもあり、

平日は7時~9時まで出勤、休日は仕事と勉強をするという毎日を過ごしていました

そんな中、GW明けから、なぜか夜中に目が覚めるという現象が出てきました

身体はとても疲れているし、熟睡したいのに、

そんな意志と反して、目が覚めてしまう

ようやく眠れても、またすぐに朝がやってくる

そんな生活を繰り返していました

この時は、自分の体がおかしいという認識はしておらず

夜中に眠れないということについても、そんなに深く考えていませんでした

大きなストレス

そんな生活をして1か月ほど経過したころ、とある行事の打ち上げがありました

私は正直飲み会があまり好きではないので行きたくなかったのですが

若手はほぼ強制参加の風潮があり、しぶしぶ参加しました

そして、1次会で苦手な酒を飲まされ、もう帰ろうと思ったときに

「若手は全員二次会強制参加です」というアナウンス

本当に最悪でした

絶対に行きたくない自分と、それに従ってしまう自分

この二人の自分が、頭の中で、心の中で、お互いを非難し合っていました

おかしな自分

そんなことがあった翌週からです

自分の内側がなんかおかしいと思うようになってきました

朝の出勤が本当に嫌で、毎朝、車中で

・「このまま事故に遭って入院しないかな」と考えたり

・「誰かケガさせてくれないかな」と考えたり

・「急な天災で動けなくならないかな」と考えたりするようになりました

たまに、仕事がだるくて、こんなことを考えることはこれまでもありましたが

毎日必ず考えるようになり、

しかも、ただ考えるだけでなく、“そうなってほしい”と祈るようにもなっていきました

また、朝だけでなく、日中の仕事中も

子どもたちのことを一切かわいいと思えなくなっていました

ルーティンワーク的に日々の業務をこなし

授業もそれなりに頑張ろうとしますが、そんなメンタルではうまくいかず

そのせいで子どもたちは話を聞かなくなり

叱ることが多くなる

それに対して自己嫌悪に陥り自分が嫌いになる

土日も勉強や仕事で休めない

サポートに入ってくれる先生からは

「よく耐えられるね、私なら無理だな」と慰められ

徐々に、徐々に自分の心が死んでいくような感覚(感情の扉が閉ざされる感覚)

に落ちていきました

そして、Xデーがきます

Xデー

その日も、いつも通り、朝から「事故に遭わないかな」と考えながら出勤し

いつも通り過ごしていました

いや、過ごしていたつもりでした

でも、その日は自分の情緒がおかしくなっていました

子どものやっていることに、ただ、自分の感情に任せて叱り

そうかと思うと、次の瞬間には、「もうどうでもいい」と思い

子どものことを無視していました

廊下を見ると、学年主任と生徒指導が、こちらを見ながら何か話しているように思いました

・自分の学級の悪口を言っているのではないか

・指導が滅茶苦茶だと言われるのではないか

そんな恐怖心が出てきました

そうして、何時間か過ごし、気づいたときには、子どもの話に一切笑えなくなっていました

感情がなくなっていました

「あ、これ、だめなやつだ」

そう思ってからは、とりあえずその日一日を何とかやり過ごそうと思い

子どもたちを帰し、下校後は先生たちとなるべく関わらないように

教室で作業をしているふりをしていました

教室で身近なところの整理整頓をしていると、不思議と落ち着いてくる感じがしました

そんなことをしながら、同学年の先生が変えるのを待ち

夜10時ごろ帰宅

スマホで、自分の症状を検索すると

“うつ病”の可能性が高い

休むか出勤か

明日は、休むか、出勤するか

深夜まで考えましたが結論は出ません

翌朝になり、ようやく休もうという決心をしました

ただ、「精神的に・・・」と言って休むのはどうなんだろうと思い

とりあえず、体調不良で休むことにしました

でも、今日休んでも、また、翌日から学校に行かないといけない

そう考えると、とても気分が落ち込みました

・このままでいいのか

・鬱々としたままやっていけるのか

30分電話をもって悩んだ末、校長に連絡しました。

電話の向こうでは、胃腸風邪のようなものだと考えてもらえたらしく、安心しました

そして、その日はとりあえず休めることになりました

でも、休めるのは一日だけ

自分の、この精神状態は何なのか

おかしいのか

おかしくないのか

3時間一人で悩んだ結果、病院に行って相談してみようと考えました

しかし、検索しても心療内科はなかなか予約が取れず、何件か断られた後

病院の精神科に受診することになりました

ここまでで朝起きてから半日が経とうとしていました

病院へ

無事病院の受付をして、問診と簡単な検査をしました

・夜寝ている途中で目が覚めますか

・死にたくなることはありますか

などの質問に答えていく検査で、これに応えて提出すると

別室でアシスタントの方?と深掘りのしつもんがありました

今の症状は何があって、いつから、何が原因だと思うか

丁寧に掘り下げながら、ゆっくりじっくりと話を聞いてくれました

それが終わると、医師と話をしました

同様の話をして、先生から言われたことは

「頑張りすぎて、心が疲れてエネルギーがなくなっているね」という言葉でした

自分ではその時に気づいていなかった

・夜なかなか寝付けないこと

・夜中に目が覚めること

・過食

これらの症状はすべて、心が疲れていることで起きることであり

心が疲れているから症状が出る

   →  症状が出るから休めずに心が疲れる

   →  心が疲れるからさらに症状が出る

という負のループになっているといわれました

診断名は「うつ症状」

とりあえず3か月ほど、ゆっくり休んだ方がいいと言われました

ゆっくり休んでエネルギーを充電したほうがいい

今は何をするにしても気力が不足しており、エネルギー不足の状態だと

休んで好きなことをしたり、好きなことを考えることで

心のエネルギーを充電することが大切だと言われました

今回は一人で来院したので、管理職に相談してから、

もう一度来院してほしいと言われました

診断後

そこからはあまり記憶がありませんが、気づいたら隣県まで車を走らせていました

夕方になり、道中の道の駅でぼーっとしていたときに、学校から連絡が来ました

しかし、

・電話に出ても何と言えばいいのか

・病院に行ったことはどう話せばいいのか

・最初に誰に話せばいいのか

何もわからなくなり、電話に出られません

ただ、着信がやむのを待つばかり

スマホの電源を切ってしまいたい思いにかられました

自分の中には選択肢が2つありました

・病院に行って診断を受けたことを正直に話すか

・黙って何事もなかったかのように今後も続けるか

この2つの選択肢を、ずっとぐるぐる考え続けました

決心と連絡

気づいたらあたりは真っ暗、4時間経っていました

自分の中では少しずつ、休む方向に傾いていましたが最後の決心がつかない

これ以上悪化する前に療養したほうがいいことは間違いないとわかっていましたが

他の人に多大な迷惑をかけてしまう

こんなことを考え、結局夜の11時まで誰にも連絡できずにいました

しかし、さすがに何も連絡しないのはまずいと思い

休むと決心して、病院での診断を連絡しました

教頭に連絡したら、「とりあえず校長に伝えるから明日からは休んで、お大事にしてくれと」いう一言

自分の中でようやく一つ、荷が下りたと思いました

しかし、その直後に校長から着信が

「明日、家に行って、直接話を聞かせてくれないか」

その日も眠ることができませんでした

まとめ

今回は最初におかしいなと感じてから、受診、連絡までの過程を

時系列でみてもらいました

正直、今でも、選んだ道が正解かわかりません

しかし、自分を守れるのは自分だけ

これを心に掲げ、自分を大切にしていきたいと思っています

校長から連絡がきた後の話は、また次回

以上、ダニエルでした

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