【教員の転職】最初にやる『目的の明確化』3つの質問で軸が決まる

転職もしよう

おはようございます、だにえるです。

「転職活動はノーリスクだから、転職はしなくてもとりあえず始めてみよう」——こんな言葉を聞いたことがある先生は多いのではないでしょうか。私もまったく同じ言葉に背中を押されて動き始めた一人です。

ただ、結論からお伝えすると、この言葉は正しくもあり、間違ってもいる——「転職の目的」を明確にしているかどうかで、答えが大きく変わります。

この記事でわかること

  • 「転職活動はノーリスク」の正しい捉え方と危うい捉え方
  • 後悔する無意味な転職活動の3つの特徴
  • 転職の目的を明確にする3つの質問
  • 元教員の私が実際に整理した転職の目的(一次情報)
うそまる

ねぇだにえる、目的ってそんなに大事なの?とりあえず登録すればいいと思ってた。

結論:転職活動を始める前に「目的の明確化」をしないと必ず後悔する

ただでさえ忙しい毎日です。貴重な時間を使う以上、転職活動は意味のあるものにしたいですよね。私は、自分の可能性を広げるためにも、誰もが一度は転職活動をしておくべきだと思っています。

しかし、間違った捉え方をすると転職活動はまるごと時間のムダになります。それを避けるためにまず必要なのが、「転職の目的を明確にすること」です。教員時代、私は月100時間を超える残業をしながらも「これが教員の宿命だ」と思い込んでいました。だから、転職を決めるにあたって「何のために転職するのか」を言語化する重要性に気づくまで、かなりの時間を浪費してしまったんです。

「転職活動はノーリスク」は本当か?2つの捉え方

正しい捉え方:情報収集は完全にノーリスク

転職サイトに登録して求人票を眺める、エージェントの面談で市場の話を聞く——これらは完全にノーリスクです。むしろ、自分の市場価値を知るうえで有益な情報収集になります。実際、私がリクルートエージェントに初めて登録したときは「教員の経験だけでどの程度の求人があるのか」という漠然とした興味からでした。その時点での面談では特に転職を急いでおらず、純粋に市場情報が欲しかったんです。エージェントも「まずは情報収集としての活動で構いません」と言ってくれて、その段階での負担は本当にゼロでした。

危うい捉え方:目的なしの転職活動は消耗するだけ

一方で「とりあえず登録しておこう」「みんながやってるから」と目的なく動くのは、貴重な時間の浪費です。日々の業務に疲弊している教員が、さらに無意味な活動で消耗するのは本末転倒ですよね。目的なしの状態で転職活動を続けると、月に5〜10社の求人を見ても「どれも同じに見える」という状況に陥ります。職務経歴書の添削も、面接対策も、すべてが焦点が定まらないまま進んでしまいます。その結果、「やっぱり今の職場でいいか」と活動を中断する人も多いんです。

後悔する『無意味な転職活動』の3つの特徴

うそまる

えっ、無意味な転職活動ってあるの!?

無意味な転職活動には、次の3つの特徴があります。

  • 何も目的がないまま始めている
  • 今の待遇とただ比較するだけで終わる
  • 今の仕事のパフォーマンスにまで悪影響が出ている

1つ目の「目的がないまま始める」というのは、転職活動の最大のリスク要因です。エージェント面談でも「転職の理由は?」と聞かれますが、この時点で明確な答えがないと、面談自体が有意義にはなりません。2つ目の「今の待遇との比較だけ」というのは、多くの教員が陥る罠です。「この会社は給与が今より5万円高い」「この職場は定時で帰れる」と条件だけを見ていると、その先の「自分がそこで何をしたいのか」が抜け落ちてしまいます。3つ目は精神的な負荷の問題です。目的のない転職活動をしながら現職を続けていると、「今ここに集中できない」という状態に陥り、教室での子どもたちへの指導にも影響が出てしまうんです。

せっかくの時間と労力を使うのだから、意味のある転職活動にしたいですよね。そのために最初にやることは「転職の目的を明確にすること」。今の時代、転職はほぼ誰にでもできるからこそ、軸を持たないまま動くと「こんなはずじゃなかった」「前の職場のほうがマシだった」と後悔することになってしまいます。

転職の目的を明確にする3つの質問

うそまる

それ早く教えて!3つなら私でもやれそう!

転職の目的とは「なぜ転職しようと思ったのか」の言語化です。次の3つの質問に、紙に書き出して答えてみてください。30分から1時間あれば、十分に整理できます。スマートフォンのメモアプリではなく、できれば紙とペンを使うことをお勧めします。書くという行為を通じて、脳がより深く考えるようになるからです。

質問1:今の職場にどんな不満がある?

勤務時間、給与、人間関係、業務量、評価制度——今の職場で感じている不満を、遠慮なく全部書き出します。ここでのコツは「思いつく限りすべて」を書くこと。「この程度は我慢すべき」という判断はこの段階ではいりません。小さな不満も含めて、徹底的に吐き出すことが重要です。私の場合、朝7時出勤が当たり前だったこと、給食時間さえも仕事に充てられていたこと、同じ給与体系が続くことに対する絶望感など、細かく書き出しました。

質問2:今の働き方の構造的な問題は何?

不満の背景にある「構造的な問題」を掘り下げます。年功序列、働き方改革の形骸化、残業代の実態など、感情ではなく仕組みの話にするのがコツです。「上司が嫌い」という感情的な不満ではなく「管理職の評価制度に問題がある」といった構造的な課題に落とし込むことで、それが自分の転職先でも当てはまるのかが判断しやすくなります。私の場合、「学校という組織では、個人の頑張りが給与に反映されない仕組みになっている」という構造的問題に気づきました。これは教員を続ける限り変わらない問題だったんです。

質問3:何がどう変われば働きやすくなる?

最後に「何がどう変われば満足できるか」を書きます。これが転職の目的(=軸)になります。質問1と2で十分に整理していれば、この質問の答えは自動的に導き出されるはずです。逆に答えが曖昧なら、質問1と2をもう一度見直してください。

転職の目的は大きく2パターン|あなたはどっち?

  • パターンA:今の仕事からキャリアアップしたい
  • パターンB:今の職場に不満があるから違う職場に行きたい

パターンA:キャリアアップ志向

1つ目はキャリアアップ志向。どの分野で、どんな仕事をしたくて、将来どうなりたいかが明確なタイプです。こういう人は転職の目的も自然とはっきりしています。「マーケティング職で業界シェアの大きい企業に移りたい」「プログラミングスキルを活かしてスタートアップで働きたい」といった具合に、ポジティブなビジョンが描ける人たちです。このパターンなら、転職活動は比較的スムーズに進みやすいでしょう。

パターンB:脱出志向(要注意)

問題は2つ目の「今の職場から出たい」タイプ。今の職場を出ることが目的化してしまい、「とりあえず転職できればいい」となって、結果的に後悔する可能性が高いパターンです。教員の場合、このパターンに陥っている人が圧倒的に多いんです。「とにかく今の学校を出たい」という気持ちは分かりますが、それだけでは新しい職場でも同じ失敗をしてしまう可能性があります。

だからこそ、今の職場に不満がある人にこそ「転職の目的の明確化」をしてほしいんです。パターンBの人が3つの質問に真摯に答えることで、初めて「自分は本当に何が欲しいのか」が見えてくるからです。

【実例公開】私(元教員)の転職の目的

参考までに、私が実際に整理した「転職の目的」を公開します。この過程を通じて、自分の転職活動の軸がどのように形成されたかを見てもらえると、あなたの作業の参考になるはずです。

現状の問題点リスト(勤務時間・給与・業務量)

  • 朝7時出勤、夜20〜21時退勤、休憩ほぼなし(本来は8時〜16時30分、休憩45分)
  • 「子どもの登校より早く来るように」と学期始めの職員会で管理職から指導
  • 給食は流し込みで済ませ、その時間で宿題チェック
  • 休日出勤が当たり前、職員室にも多くの先生が来ている
  • 働き方改革は掲げているが、ほぼ形骸化している
  • 手取りが少なく、年功序列なのでどれだけ頑張っても給与は変わらない
  • 行事や指導に追われ、子ども一人ひとりに向き合

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