こんにちは、だにえるです。
現役の教員だった頃、うつ病で休職する直前に、校長先生が私の家まで来ることになりました。電話で「直接顔を見て話がしたい」と言われた瞬間の、あの胃がギュッとなる感じは今も忘れられません。
この記事では、教員がうつ病で休職する過程で校長の家庭訪問で実際に聞かれた5つの質問と、正式に休職が決まるまでの流れを、体験ベースで正直に書きます。
この記事でわかること
- 教員が休職するまでの全体フロー
- 校長の家庭訪問で実際に聞かれた5つの質問と答え方
- 傷病手当金・診断書など制度面の基本知識
- 校長面談を乗り切る心構え
※制度については2025年時点の情報をもとにしていますが、最終判断は必ず主治医・勤務先の共済組合にご相談ください。
教員が休職するときの全体の流れ
休職するって、いきなり決まるの?何からすればいいの?
まず全体像を整理しておきましょう。教員が心身の不調で休職する場合、おおむね次のようなステップになります。
- 心身の不調を自覚/家族と相談
- 心療内科・精神科を受診
- 診断書の発行(うつ病/適応障害など病名)
- 校長(管理職)への連絡・面談
- 診断書の提出(職場の事務担当経由)
- 病気休暇(有給・原則90日以内)
- 休暇を超える場合は病気休職に移行
- 休職中は給与相当分が段階的に支給(地方公務員共済)
校長の家庭訪問はこのフローのどこで起こる?
校長との面談は、多くの場合ステップ④の段階で発生します。「診断書が出た」という連絡を受けて、管理職が状況を直接確認したいという意図で実施されます。
学校に行く気力がない人にとっては、家庭訪問の形で実施されることも少なくありません。私の場合もそのパターンでした。
校長からの電話「顔を見て話したい」と言われた日
えっ!家に来るの?こわいよ〜…
病院で診断書を書いてもらい、その日の夕方に校長へ電話を入れました。「うつ病で、しばらく療養が必要との診断です」と伝えたところ、
「わかった。ただ、直接顔を見て話をしたいから、近いうちに家に行ってもいいかな?」
と言われました。正直、これ以上ないほど気が重い提案でした。家の中はぐちゃぐちゃだったし、そもそも人に会いたくない時期です。それでも、「断ると心証が悪くなるのでは」という不安から承諾しました。
後から振り返ると、家族に同席してもらうだけでかなり気持ちがラクになるので、一人で抱え込まないのが大事です。
校長の家庭訪問で聞かれた5つの質問と、私の答え
それで!何を聞かれたの!?
約束の日、校長は教頭と2人で家に来ました。玄関先で立ち話、という形式でしたが、実質30分ほどのヒアリング。聞かれたのは次の5つです。
質問1:なぜ病院に行こうと思ったのか
「朝、布団から出られない日が続いたこと」「夜に涙が止まらないこと」「家族に背中を押されたこと」を正直に伝えました。体の症状から説明すると校長にも伝わりやすいと感じました。
質問2:いつから教員の仕事が辛くなっていたのか
記憶をたどって「2学期の運動会明けからです」と答えました。具体的な時期を伝えることで、管理職が今後の人員配置を考えやすくなるそうです。
質問3:業務の何が一番の原因だと感じているか
ここは一番慎重に答えました。特定の同僚を責める形にならないよう、「〇〇業務の量」「〇〇時期の校務の集中」など、業務量・タイミングの話にフォーカスしたのがポイントです。
質問4:うつ病のことを家族は知っているのか
「家族には話しています」と答えました。家族が状況を把握しているかどうかは、休職中のサポート体制を考えるうえで校長側も安心材料にしたい質問のようです。
質問5:悩みを誰かに相談していたのか
正直、学校内では誰にも相談していませんでした。「忙しそうな同僚に迷惑をかけられなくて…」と答えたところ、校長は神妙な顔をしていました。ここは嘘をつかず、事実を淡々と伝えるだけで十分です。
校長と一緒に主治医の病院へ行った話
校長が病院まで付いてくるの!?
後日、校長の希望で主治医のところへ一緒に行くことになりました。目的は、教育委員会へ報告する診断書の内容について主治医と直接話すこと。
主治医から「最低3ヶ月の療養が必要」と告げられたとき、校長は「わかりました。学校のことは気にせず、ゆっくり休んでください」と言ってくれました。この一言で肩の力がすっと抜けたのを覚えています。
教員の休職が正式に決定するまでの事務手続き
診断書の提出先と必要日数
診断書は校長経由で教育委員会に提出されます。私の自治体では受理から決定通知までおよそ1〜2週間でした(※自治体により差があります)。
病気休暇と病気休職の違い
地方公務員の場合、一般的に次のステップで制度が切り替わります(※2025年時点、各自治体条例に準拠)。
- 病気休暇:原則90日以内、給与は全額支給
- 病気休職:病気休暇を超えた場合に移行。1年目までは給与の80%支給、1年超〜2年6ヶ月までは無給だが共済組合から傷病手当金(標準報酬の約2/3)が支給(地方職員共済組合の情報に基づく)
傷病手当金の申請タイミング
病気休職に入ってから申請します。自治体の共済組合が窓口です。申請書には主治医の証明欄が必要なので、通院のたびに記入してもらうイメージです。
校長面談を乗り切る5つのコツ
緊張しないで乗り切るコツ、知りたい!
- 家族に同席してもらう(心理的負担が激減します)
- 聞かれそうな質問を事前にメモ(紙に書いて手元に置くだけで安心)
- 答えにくい質問は「少し考えたいです」でOK
- 特定の人を責める言い方は避ける(業務量ベースで話す)
- 終わったら自分へのご褒美を用意(本当にそれだけで頑張れます)
【FAQ】教員の休職手続きでよくある質問
Q. 校長との面談は拒否できる?
「体調上、どうしても会うのが辛い」と主治医に相談して診断書に一筆書いてもらえば、電話やメールでの対応に切り替えてもらえるケースが多いです。まずは主治医と相談しましょう。
Q. 家族の同席は可能?
可能です。むしろ強く推奨します。家族が客観的に話を聞いてくれることで、後から内容を振り返ることもできます。
Q. 診断書はどこでもらう?
心療内科・精神科のクリニックで発行してもらいます。発行までの診察は複数回必要なこともあるので、早めに受診予約を入れておくのがおすすめです。
まとめ:焦らず、一人で抱え込まない
正直に話していいし、家族と主治医を頼っていいんだね!
校長の家庭訪問は、本当に胃の痛くなる時間でした。ただ振り返って言えるのは、「正直に話すこと」「家族と主治医を頼ること」——この2つを守れば、なんとか乗り切れるということです。
同じように今まさに悩んでいる方に、少しでも具体的な参考になれば嬉しいです。
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以上、だにえるでした。どうか、あなた自身を大切にしてください。



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