こんにちは、だにえるです。
うつ病で教員を休職した直後の1ヶ月は、私の人生で一番「時間の流れが止まっていた」時期でした。仕事から離れたのに全然眠れない。休んでいるのに自分を責める。スマホの通知音におびえる——。
この記事では、教員が休職した直後(1ヶ月目)にやってくる心と体の変化と、実際に「やってよかったこと/避けたかったこと」を正直に書きます。
この記事でわかること
- 休職1ヶ月目に起こる身体症状・心の症状の具体例
- 休職初期に立ちふさがる3つの壁と向き合い方
- やってよかったこと/避けたかったことの実例
- 傷病手当金・家計の不安への向き合い方
※うつ病の症状・対処法には個人差があります。必ず主治医の指示を優先してください。
教員が休職した直後(1ヶ月目)のリアルな状態
休職したら、ゆっくり休めるんじゃないの?
多くの人がそう思うと思います。私も「休職できれば体は楽になるはず」と想像していました。でも実際は、仕事から物理的に離れても、心と体の症状は急には収まらないんですよね。
身体症状:眠れない・食欲不振・倦怠感
- 眠れない:寝ようとすればするほど目が冴える
- 食欲不振:味がしない/口に入れても飲み込めない
- 倦怠感:ソファから立ち上がるだけで息切れ
- 頭痛・めまい:気圧や気温の変化で一気にダウン
教員時代にはなかった症状が、一気に押し寄せました。主治医いわく「これまで無理していた反動が出ている」とのことでした。
心の症状:自責感・焦燥感・対人恐怖
- 自責感:「自分は怠けているだけでは?」「迷惑をかけている」
- 焦燥感:何もしていないのに気持ちだけ急いている
- 対人恐怖:スーパーですれ違う人が同僚に見える
休職初期に立ちふさがる3つの壁と向き合い方
えっ、休んでるのにこんなに壁があるの!?
壁①:休職中なのに眠れない
「明日仕事じゃないのに、なぜ眠れない?」——この矛盾が一番こたえました。
対処法:主治医に相談して睡眠導入剤を処方してもらいました。薬に頼ることへの抵抗はありましたが、「眠れないまま朝を迎える苦しさ」より100倍マシです。加えて、朝起きたらカーテンを開けて光を浴びるだけで、少しずつ体内時計が戻っていきました。
壁②:休職している自分を責める
「同僚に迷惑をかけている」「クラスの子どもたちが心配している」——この自責の念は、頭では止められないんですよね。
対処法:主治医の「休むのも仕事です」という言葉を紙に書いて壁に貼りました。それと、「休んだおかげで半年後に元気に戻れる」方が学校にとってプラスという考え方に切り替える練習をしました。
壁③:周囲の人が怖い
スーパーに行っても、知らない人の視線が全部「あなた、学校休んでるのに何してるの?」と言っているように感じました。
対処法:人が少ない時間帯・店を選ぶ。早朝のコンビニやオンラインスーパーを活用しました。「避ける」ことに罪悪感を持たず、自分を守ることを優先していいんです。
休職1ヶ月目にやってよかったこと・避けたかったこと
具体的に何をやって、何を避けたの?
| やってよかった | 避けたかった |
|---|---|
| 主治医との定期通院と薬の調整 | SNS(特に元同僚のアカウント) |
| 生活ログ(その日の気分をメモ) | 教育関連ニュースの閲覧 |
| 家族と一緒にごはんを食べる | 学校からの電話(非通知着信はブロック) |
| 天気のいい日の10分散歩 | 今後のキャリア検索 |
| 好きな本を1日1ページだけ読む | 自己啓発本(プレッシャーになる) |
やってよかった①:主治医との定期通院・薬の調整
最初の1ヶ月は、2週間に1回のペースで通院しました。薬が合わないときは正直に伝えるのが大事です。量や種類を微調整することで、眠りの質がじわじわ改善しました。
やってよかった②:生活ログの記録
「今日の気分:3/10」「食欲:少しあり」「散歩:5分」など、スマホのメモに短くつけました。「昨日より0.1でも上向きかどうか」を見える化することで、自分の回復を実感できます。
避けたかった:SNS・教育ニュースの閲覧
運動会や学芸会の時期が来ると、元同僚の投稿を見るだけで胸がつぶれそうになります。思い切ってアプリを削除・ミュートしました。結果、心の平穏を取り戻すスピードが明らかに速くなりました。
傷病手当金・保険・家計の不安をどうしたか
お金の不安は、どうしたの?
休職した瞬間から、お金の不安は確実にやってきます。ただ、正しく制度を知ることで、不安の9割は減らせます。
地方公務員の場合、病気休暇(原則90日以内)は給与100%支給。その後の病気休職に移っても、1年目までは給与の80%が支給され、1年超〜2年6ヶ月は無給ですが共済組合から傷病手当金(標準報酬の約2/3)が支給されます(※2025年時点・地方職員共済組合の公式情報より/自治体により詳細差あり)。
私は休職してすぐに、家族と一緒に家計を棚卸ししました。毎月の固定費・貯金・今後の見通しを紙に書き出すと、「意外と大丈夫そう」と気持ちが落ち着きました。
家族・パートナーとの関わり方
家族は一番そばにいる味方ですが、一方で「一番心配をかけたくない相手」でもあります。私がやってよかったのは、「今日の気分は〇点」と短く数字で伝えること。詳しく話さなくていいので、家族も対応しやすかったようです。
また、家事は「できることを、できる分だけ」に割り切りました。完璧を目指すとすぐに疲れます。
【FAQ】教員の休職1ヶ月目によくある質問
Q. 完全に寝たきりでも大丈夫?
大丈夫です。最初の1〜2週間は「寝たきりが正解」と思ってOKです。ただし、食事と水分だけは少しでも摂ることを意識してください。
Q. 主治医以外に相談できる場所は?
自治体のメンタルヘルス相談窓口、教育委員会の相談窓口、オンライン心療内科、カウンセリングサービス(cotree、メザニン等)が選択肢になります。一人で抱えないことが最優先です。
Q. 1ヶ月で復職できる?
個人差が大きいですが、うつ病の場合3ヶ月以上の療養を推奨されるケースが多いです。焦りは禁物。主治医と相談しながら進めましょう。
まとめ:1ヶ月目は「何もしない」が正解
頑張らないことが、頑張ることなんだね。
休職1ヶ月目は、とにかく「何もしない」「頑張らない」が正解です。
3ヶ月、半年と経つうちに、ちゃんと心と体は回復していきます。私自身もあの1ヶ月があったからこそ、今こうして文章が書けています。
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以上、だにえるでした。どうかあなた自身のペースで、ゆっくり休んでください。



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