【教員は不幸?】限りある人生を有意義に生きていくために必要なことは?

四方山話

【教員は不幸?】人生は4000週間しかない|『限りある時間の使い方』に学ぶ教員の時間術

冒頭リード

おはようございます!ダニエルです!

みなさんの毎日は充実していますか?仕事に追われていませんか?「もっと時間があれば、すべての仕事を終わらせられるのに」「時間がなくて、子どもたちのためにやりたいことをやり切れない」──そんな風に考えていませんか?

そんな教員の方々にこそ読んでほしい、知ってほしい本を見つけました。それは、オリバー・バークマン著 高橋璃子訳『限りある時間の使い方』(かんき出版)です。

日々、様々な業務に追われ「今日こそは早く帰る!」と決めた日に限って、問題が起きて、いつもよりも遅い退勤となる。そんな教員のみなさんだからこそ、効率よく自分の仕事をやりきろうと、日々、タイムマネジメントを意識していると思います。しかし、今のその生活は幸福でしょうか。このままの生活を続けていけるのでしょうか。一度立ち止まって、時間の使い方について考えてみることが必要だと思います。

本書は、みなさんにとってとてもためになる内容でしたので、少しですが紹介させていただきます。

H2 仕事に追われる教員へ──『限りある時間の使い方』との出会い

H3 教員のタイムマネジメントは幸福に直結するのか

(PREP: Point)結論から書くと、タイムマネジメントを極めても教員は幸せにはなりません。(Reason)時間を効率化すればするほど、新しい仕事が降ってきて自分の時間がなくなるという構造的な罠があるからです。(Example)「仕事が早いから他の仕事も任される人」「完璧にやろうとして夜遅くまで働く人」、皆さんの周りにもいませんか?(Point)だからこそ、効率化の先ではなく別の発想が必要なのです。

H3 本書を教員にこそ読んでほしい理由

本書が教員に刺さる理由は、「すべてをやりきろう」とする教員の真面目さが、そのまま時間欠乏を生む構造を鋭く指摘しているからです。

H2 あなたの人生は残り何週間?4000週間という真実

H3 80歳まで生きても人生はたった4000週間

毎週日曜日になると「明日から仕事嫌だな」「もっと休みたいな」と考える人が多いのではないでしょうか。私もまったく同じです。できることなら、ずっと休んでいたい──いつもそう思っています。

そんな週末ですが、あと何回そんな週末を迎えられるのでしょうか。みなさんは人生が何週間あるか考えたことはありますか?

令和4年の男性の平均寿命は81.05歳、女性の平均寿命は87.09歳です。そこで、だいたい80歳まで生きると考えて計算してみます。一年365日は、約52週間。そして80年生きると考えると、52×80で4160──約4000週間というわけです。

つまり、私たちの人生はたったの4000週間しかないのです。

H3 年齢別「残り週数」の衝撃

しかも、これは人生全体の時間なので、残りの時間を考えるともっと短いです。

現在の年齢 残りの週数
30歳 約2,600週間
40歳 約2,080週間
50歳 約1,560週間
60歳 約1,040週間

これを長いと考えるか、短いと考えるかは、人それぞれですが、私は想像より短いと感じました。

H3 時間は無限ではないと意識するだけで何が変わるか

それだけしかない、私たちの貴重な時間ですが、大切に使って過ごしているのかと聞かれると、あまり大切にできていないというのが正直なところじゃないでしょうか。時間が無限にあるかのように、毎日を過ごしているのではないでしょうか。”そんなわけない”と頭の中では考えていても、行動は伴わない。そうではないですか?

今一度、はっきりとさせましょう。時間は無限ではありません!!このことを強く意識するだけでも、毎日の過ごし方は大きく変わってきます。

H2 『限りある時間の使い方』の核心:「何でも」はできない

H3 タイムマネジメントを極めても幸せになれない罠

「短い時間しかないのはわかったけれど、どうしたらいいの?タイムマネジメントを意識して、仕事を早く効率よく終わらせればいいんだ!」こんな考えが出てくると思います。でも、大切なのはそこではありません。

効率を重視して、タイムマネジメントをしっかりとして、仕事を完璧にやりきる──仕事ができるかっこいい人ってこういうイメージがありますよね。では、こういった人は果たして幸せなのでしょうか?仕事の達成感だけでいうと幸せかもしれませんが、こんな人見たことありませんか?

  • 仕事が早いから他の仕事も任される人
  • 仕事を完璧にやろうとして、夜遅くまで仕事をしている人

効率重視、タイムマネジメント完璧なのに、早く帰れない、自分の時間が持てない。おかしいですよね?でも、そこに罠が仕掛けられているのです。できる人には多くの仕事が舞い込むのは当然のこと。だからこそ、早く終わらせること、完璧にこなすことに大きな意味を見出してしまうと、自分の時間がどんどんなくなっていってしまうのです。

H3 あきらめる=やりたいことに注力する

では、どうしたらよいのか?結論は、自分にできることだけに集中して取り組むことです。もう少し具体的に言うと、やることとやらないことを仕分けして、自分にできないことはあきらめるということです。

やりたいことを全部やることは、理想ですし、それができる人はすごいです。でも、すべての人ができるわけではありません。上手にあきらめることも大切な能力です。あきらめるとは言っても悪く捉えるのではなく、「やりたいことに注力する」と考えるのです。

H2 教員がやりたいことに注力するための2つの方法

H3 ① 時間の先取りをする

これはすなわち、先に自分のやりたいことの時間を確保するということです。「18時からは必ずジムに行く」「21時には必ず勉強をする」といったように、自分の中でやりたいことの時間を先に確保します。一日のスケジュールの中にあらかじめ組み込むことで、一日24時間を自分のやりたいことに使えるようになります。

H3 ② 最優先事項以外は断る

「あきらめることはわかったけれど、あきらめきれないこともあるんだよ」こういう声もとてもよくわかります。ですが、先ほども言った通り、人生は長いようでとても短いです。やりたいことを全部やろうとしていると、すべてが中途半端になってしまいます。それでは、本末転倒ではないですか?

だからこそ、最優先事項以外はすべて断るという強い思いが必要です。

  • そこそこ楽しそうな仕事
  • まあまあ面白い友達付き合い

それなりに魅力がありますが、限られた人生の時間の中で本当に重要なものでしょうか?しっかりと”NO!”と言えることが大切です。

H3 “NO!”と言えない教員のための心構え

どうでもいいことには言いやすいですが、それなりに魅力があるために”NO!”と言い辛いと思います。しかし、人生の限られた時間を本当にやりたいことに注力するためには必要なことです。頑張って”NO!”と言えるようになりましょう。

H2 限りある時間を最大限有意義に使う5つのテクニック

やりたいことに注力するために時間を確保することはできました。では、次に、生み出された時間を最大限有意義に使うテクニックを紹介します。

H3 ① 「開放リスト」と「固定リスト」を作る

一日のうちにやるべきことが山ほどある教員のみなさん。頭の中は、やるべきことリストでいっぱいなのではないですか?限りある時間を最大限有意義に使うためにまずは頭の中を整理してすっきりとさせることが大切です。そのために「開放リスト」と「固定リスト」を作りましょう。

手順
1. まず初めに、今やるべきことを「開放リスト」に全て書き出します
2. 次に、その中から10個「固定リスト」にタスクを移動させます
3. そして、「固定リスト」のタスクに取り組んでいきます

頭の中に抱え込んでいるタスクを「開放リスト」に書き出すことで頭がすっきりして目の前のことに集中できます。

ルール
ルール1「固定リスト」のタスクの数は増やしてはいけない。最初に10個と決めたのであれば、簡単なタスクが多いからなどと言って、タスクを増やしてはいけません
ルール2「固定リスト」のタスクが一つ終わったら「開放リスト」からタスクを一つ移動させてもよい

始めに「固定リスト」に移動させたタスクに集中して取り組み、終わらせます。目の前のタスクに集中することが大切です。

ポイントとして、タスクに制限時間を設定するといいです。
– 「固定リスト」のタスクを就業時間までに終わらせる
– 「固定リスト」の一つのタスクは1時間で終わらせる など

いつまでもだらだらと続けないためにも、ぜひ時間を設定して取り組んでみましょう。

H3 ② 先延ばし状態を我慢する

「固定リスト」の中が終わっていないけれど、簡単にできそうな「開放リスト」のタスクをやりたい──そういった思いを持つ気持ちはよくわかります。しかし、それは現実逃避の一つです。目の前のタスクから逃げるために、簡単なタスクをしようとしているのです。

大切なことは”自分にできることに注力すること”だと言いましたが、目の前のタスクに集中することは、一つのことに注力する練習になっているのです。難しいタスクがあると、つい他のことに手を付けたくなりますが、そこで我慢して、逃げずに集中してやりきってみましょう。

H3 ③ やったことリストを作る

大切なことは”自分にできることに注力すること”です。つまり、できなかったこと、失敗には注目しないことが大切です。しかし、人間はできないことや失敗の方が強く印象に残ってしまいます。

そこで、あらかじめできなくても(失敗しても)いいことを決めておき、戦略的に失敗するようにしましょう。また、できたことに注目するためにも、やったことリストを作るというのがいい方法です。一日で自分ができたことをリスト化することで、意外とたくさんのことができたという事実に気づき、自己肯定感やモチベーションが高まるようになります。

H3 ④ デバイスの機能を減らす

誰もが持っているスマホ・タブレット等のICT機器はとても便利なものです。しかし、便利な一方で、私たちの集中力を妨げる道具になっています。では、少しでもそれらのデバイスの誘惑に惑わされないためにはどうしたらいいのでしょうか。それは、デバイスの魅力を下げるようにすればいいのです。

例えば
– SNSやゲームアプリを削除する
– 画面をダークモード(白黒)にする
– 一つの機能しかないデバイスを使う

それぞれのデバイスには複数の機能がついているので、ついつい他事をやってしまい、集中力が続かないのです。今一度、限られた時間をそんなことに使っていていいのか?と考えてみましょう。

H3 ⑤ 何もしない練習をする

「限られた時間を有意義に使うこと=常に何かをしているようにすること」──これは間違いです。常に何かしていないと気が済まないから、やらなくてもいいことまでやって、疲れてしまう。余計なことをして、叱られてしまう。無駄にこだわりすぎて、休めない。こんなことをしていたら本末転倒です。

時間が限られているからと言って、常に何かをしている必要はないのです。よく、何かで”プロフェッショナル”と言われる人たちは瞑想をしていると聞きます。これを真似してみましょう。最初は数分からでもいいです。タイマーをセットして、その時間は何もしません。目を閉じて、呼吸だけに意識を集中させます。頭の中での考え事もしてはいけません。こういった練習を重ねることで、目の前のことに集中する力を鍛えていきましょう。

H2 【FAQ】教員の時間術・生き方についてよくある質問

H3 Q. 効率化を極めれば早く帰れる?

A. 残念ながらNoです。効率化するほど新しい仕事が舞い込む構造があるため、効率化と並行して「断る勇気」が必要です。

H3 Q. タスクを諦めるのが怖いときは?

A. 「諦める」を「やりたいことに注力する」と言い換えましょう。言い換えるだけで、心理的抵抗は大きく変わります。

H3 Q. 瞑想は本当に効果ある?

A. プロフェッショナルと呼ばれる人たちが共通して実践していることからも、集中力を養う訓練として有効です。数分から始めれば十分です。

H2 まとめ:自分を認めて、できることに集中しよう

時間は有限です。その中で上手に時間をコントロールして、やりたいことをやろうとする気持ちは無駄ではありませんが、時間のコントロールを頑張ろうとすればするほど、時間が足りないことに気づき、大きなストレスがかかります

だからこそ、自分にはできることがたくさんあるが、もちろんできないこともあると、そんな自分自身を認め、すべてをやるのではなく、できることを頑張ってやっていこうと考えることが大切なのです。

他にも、本書では
– スマホは依存ではなく現実逃避
– 時間とお金の関係
– いつか本当の人生が始まるという幻想は捨てる

など、おもしろい内容がたくさん載っています。教員のみなさんにとってとてもためになり、日々の生活に生かせる内容となっていますので、ぜひ、本書を手に取って読んでみてください。

以上、ダニエルでした。

H2 教員の働き方そのものを見直したい方へ

時間の使い方を変えても根本的に働き方が変わらない場合、環境そのものを見直す選択肢もあります。

内部リンク候補: 働き方を変える選択肢として 【教員におすすめの転職先3選】 も合わせて読んでみてください。

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